みなさんこんにちは！ FSSC22000ver6の変更内容についての解説シリーズ、いよいよ今回が最終回となります。これまでお付き合い頂きありがとうございました。
それでは最後の第12回目、『コミュニケーション』について解説します☆
この要求事項は、新しい要求事項になりますね。
皆さんの参考ににれば幸いです。また、ご質問等ありましたらお問合せフォームからお問合せください。
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【規格要求事項の翻訳】
2.5.17 コミュニケーションの要求事項
(全フードチェーンカテゴリ)
ISO 22000:2018 の 8.4.2 に加えて，組織は以下の事象または状況の開始から 3 営業⽇以内に認証機関に通知し，緊急事態への準備及び対応プロセスの⼀環として適切な対策を実施しなければならない：
- FSMS，認証の合法性及び/または完全性に影響を与える重⼤な出来事。これには，不可抗⼒， 天災，⼈災（戦争，ストライキ，テロ，犯罪，洪⽔，地震，悪意のあるコンピュータのハッキングなど）の結果として，⾷品安全性，または認証の完全性を脅かす状況が含まれる。
- 認証の完全性が危険にさらされる，及び/または財団の評判を落とす可能性のある深刻な状況。これらには以下が含まれ，それらに限定されない：
- 公的な⾷品安全事案（例えば，公的リコール，回収，災害，⾷品安全問題の発⽣など）。
- ⾷品安全問題の結果として規制当局から課される措置で，追加モニタリングや強制的な⽣産停⽌が必要とされるもの。
- 法的⼿続き，起訴，不法⾏為，過失。並びに不正⾏為及び汚職。
【変更点のポイント】
2.5.17は、新しい要求事項となります。
ただしこの要求事項については、認証審査機関との契約内容にも含まれてきた内容ですよね。
ISO 22000:2018 の 8.4.2『緊急事態及びインシデントの処理』の追加要求事項で、3営業日以内に認証機関に通達し緊急事態への準備及び対応プロセスの⼀環として適切な対策を実施することが求められます。