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【コラム】FSSC22000_Ver.6 は何が変わったの?第9回『2.5.13製品設計及び開発』の解説

Date:2023.12.07

みなさんこんにちは! FSSC22000ver6の変更内容についての解説シリーズ、第9回目は『2.5.13製品設計及び開発』について解説します☆
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【規格要求事項の翻訳】
 
2.5.13 製品設計及び開発
(フードチェーンカテゴリ BIII,C,D,E,F,I,及び K)
 
安全で合法な製品が製造されることを確実にするため、新製品及び製品または製造プロセスの変更の ための製品設計と開発の⼿順を確⽴、実施、維持しなければならない。それには次の事項を含めなけ ればならない。
  1. 新たにもたらされる⾷品安全性ハザード (アレルゲンを含む) 及びそれに応じたハザード分析の更新を考慮したFSMSに関する変更の影響についての評価
  2. 新製品と既存製品及び⼯程に対するプロセスフローへの影響についての考察
  3. 必要となるリソース及び訓練
  4. 機器及び保守の要求事項
  5. 製品処⽅とプロセスが安全な製品を製造し、顧客要求事項を満たすことを検証するための製造試験やシェルフライフ試験を実施する必要性。リスクに基づいた頻度で、継続的な保存期間の検証プロセスが整っていなければならない。
  6. すぐに調理できる製品を製造する場合は、⾷品の安全性が維持されていることを確実にするため、製品表⽰または包装に記載された調理⼿順が検証されなければならない。
 
 
【変更点の解説】
2.5.13
a~d)
これまでと大きな変更はないです。
e)
新製品の発売後も、リスクに基づいた頻度で継続的に保存期間の検証をする手順を作成し実行することが追加となりました。
f)
すぐに調理できる製品を製造している組織への新規の要求事項です。
製品表⽰または包装に記載された調理⼿順が安全であることを、開発の段階で検証しなければなりません。

 

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