トピックス

【コラム】品質のチカラ#1「事故ゼロより、信頼される品質を目指す!」

Date:2025.07.15




 


第1回:なぜ“食品事故ゼロ”ではなく、“信頼される品質”を目指すべきなのか?

 
 


■「起きていないから大丈夫」が、最大のリスク

 


「ウチは事故なんて起こしてないから大丈夫」

「何かあったときは、そのときに考える」

 


こんな言葉を耳にしたことはないでしょうか?  
実際、食品業界に長くいると、こうした“あるある発言”にはよく出会います。  
しかしこの発想こそが、将来の信頼喪失につながるリスクの第一歩なのです。

 


食品業界では、「品質」や「安全」の話になると、どうしても「問題が起きたか/起きていないか」にばかり注目が集まりがちです。  
けれど本当に大切なのは、事故が“起きる前”に手を打てる体質を会社として持っているかどうかです。

 
 


■ 信頼される会社が最初に取り組むこと

 


私たちが支援している企業の中で、顧客や取引先から高く評価されている会社には、ある共通点があります。

 


それは、「事故を起こさないこと」よりも、前提となる“仕組み”と“姿勢”をしっかり作り込んでいることです。

 


たとえば、FSSC 22000のような国際的な食品安全認証を取得する際に必要なのは、単なる「チェックリストを埋める作業」ではありません。

 


それよりも問われるのは、  
「なぜ私たちはこの作業やルールを行っているのか?」  
という自社の考え方を明確に言語化し、それを社内に浸透させ、運用し続けられるかどうかです。

 


チェックリストを埋めるだけの導入では、形だけの品質になってしまい、  
現場もやらされ感に満ち、結局は形骸化していくケースが非常に多く見られます。

 
 


■ 品質の姿勢は、経営そのものを映し出す

 


品質や安全のマネジメントは、まさに“経営の鏡”です。

 


経営が属人的で曖昧な会社は、現場の品質もまた、属人的で曖昧になりがちです。  
逆に、企業の上層部が明確な方針と基準を持ち、それを仕組みに落とし込めている会社は、現場も自然と統一された動きをし始めます。

 
 


■ 一貫性がある組織は、自然と信頼される

 


特に品質や安全に真剣に取り組んでいる会社では、

人材育成・業務設計・商品開発・営業戦略・経営方針にまで「一貫性」が見られます。

 


たとえば:

 

  •  
  • 「なぜこの商品を開発したのか?」
     
  • 「どの市場に届けたいのか?」
     
  • 「どの工程にどんなリスクがあるのか?」
 


こうした問いに、社内の誰もが同じ方向を向いて答えられる会社は、外部から見てもブレがありません。

 


結果として、「この会社なら安心できる」という、信頼される品質が自然と育っていくのです。

 
 


■ FSSCが会社を変える“きっかけ”になることも

 


私たちが現場で見ているのは、こんな企業の姿です:

 

  •  
  • 「ISOやFSSCを取ったことで、会社全体がガラッと変わった」
     
  • 「認証取得がゴールではなく、社内改革のスタートだった」
 


たとえば、仕組みを整えたことで無駄な作業が減り、現場がむしろラクになったというケースもあります。

 
 


■ 品質は「文化」であり、「武器」でもある

 


事故ゼロを目指すのではなく、

事故が起きにくい「強い体質」と、信頼される「組織文化」を築くこと。  
それこそが、これからのフードビジネスに本当に求められる「品質」です。

 


そしてその品質は、ルールや認証マークが勝手に育ててくれるものではありません。

 


経営の覚悟と、現場の納得感。  
この2つがあって初めて、品質は会社の“武器”になります。

 


品質を「守るための道具」ではなく、

「選ばれるための戦略」として活用していく。  
その第一歩を、あなたの会社でも始めてみませんか?

 

当社のご支援について

株式会社Y&Kコンサルティングは、企業が抱える経営課題や業務課題の解決・改善を支援しています。
例)

  • ISO/FSSC 22000などの認証取得支援
  • 業務プロセスの可視化・標準化
  • 教育・文書体系の整備・属人化の解消
現場経験豊富なコンサルタントが、机上の理論ではなく“現場で実践できる仕組み”を一緒に設計します。
練り製品メーカー様に特化したご相談も可能です。

下記リンクからお気軽にご相談ください。
お問い合せはこちらから☆

Copyright (C) 2020 Y&Kコンサルティング All Rights Reserved.